電動リールは、釣り糸を巻き取るときにモーターを使うことで、手動で巻くよりも楽になる道具です。沖で大物を狙うときなどに重宝しますが、近年では小型化や高性能化が進み、様々な釣り方に対応できるようになりました。
しかし、電動リールはメーカーやモデルによって性能や機能が異なります。特に、シマノとダイワは電動リールの代表的なメーカーですが、それぞれに特徴やメリットがあります。
では、どちらの電動リールを選ぶべきなのか?この記事では、シマノとダイワの電動リールの違いや、選び方のコツなども解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの電動リールが見つかるはず!
電動リールとは?
先述の通り、電動リールはモーターを使って手動のリールよりも楽に仕掛けが回収できるアイテム。バッテリーで動作します。
リール本体と、バッテリー、バッテリーとの接続ケーブルがあれば使うことができます。しっかりしたものを揃えようとするとそれなりの値段になりますが、それだけの価値があリますよ。
電動リールのメリットとデメリット
電動リールのメリットは、たくさんあります。
まず当たり前ですが、とにかく楽であること。手動では、大物を釣り上げるときや長時間釣りをするときに腕や手首が疲れてしまいます。ですが電動リールではモーターが糸を巻き取ってくれるので、疲労感がかなり少なくなります。
また、電動リールでは設定した速度や力で自動的に糸を巻き取ってくれるので、リアルタイムで細かな調整をする必要がなく、効率的に釣りができます。
他にも、電動リールには様々な機能があり、糸の残量や深度を表示する機能や、アラームなどで通知してくれる機能など、釣果につながる便利な機能を搭載したものが多いです。
一方、電動リールのデメリットについても考えてみます。
まず、荷物が増えて重いこと。電動リールはモーターが入っていたり、別途バッテリーが必要だったりと、荷物が重くなってしまいます。
また一式揃えるのにお金がかかるのもデメリットかもしれません。最低でも数万円と安い買い物ではないので、購入時はしっかり見極める必要がありますね。
さらに、故障することがあるのもデメリット。普通のリールは物理的な破損でしか故障しませんが、電動リールは内部の回路などが故障してしまうことがあります。
電気を使用した機械なので仕方のないことですが、故障してしまうと修理に出したり買い直したりする必要が出てきます。
電動リールの選び方(サイズ、モーターなど)
メリットだけでなくデメリットも紹介してきましたが、やっぱり電動リールは一度使うと手放せません。
では電動リールを選ぶときには、どんなポイントに注目すれば良いのでしょうか。考えるべきポイントは2つです。
まず、リールのサイズ。いわゆる番手ですね。こちらは普段のリールと同じで、釣り竿や釣り糸の太さ、狙う魚の大きさなどに合わせて選びます。
一般的には、小型の電動リールは軽くて操作しやすいですが、巻き取り時のパワーや糸巻き量が少ないです。それに対して大型の電動リールは、重くて操作しにくいですがパワーや糸巻き量も多いです。
タックルのバランスや、ターゲットに合わせてを選びましょう。
もう一つ注目するべきポイントは、モーターです。電動リールのモーターは、巻き取り力や速度を決める重要な要素。
モーターの性能は、ワット数や回転数で表されます。一般的には、ワット数が高いほど巻き取り力が強く、回転数が高いほど巻き取り速度が速いです。
しかし、自分の状況に対してワット数や回転数が高すぎると、バッテリーの消耗が早くなる原因となる上、糸が絡まってしまうこともありますので注意。
他にも電動リールには、様々な機能が備わっています。例えば、糸の残量や深度を表示するデジタルカウンター、アラームやオートストップ、シャクリ機能などです。
これらの機能は、リールによって違いますので、自分の欲しい機能が搭載されているか、よくチェックしましょう。
また電動リールは高価なので、中古で探そうとしている方も多いです。ですが、中古での購入はあまりおすすめしません。
どのような使われ方をしていたか分からないですし、例えば「数回使用しましたが、合わなかったので使っていません」との記載があっても、実際には使い込まれていてモーターがヘタっている可能性もあります。
外見だけでは分からない部分も多いので、初心者は基本的には避けるべきですね。どうしても中古品を購入したい場合は、故障する前提で、保証が手厚いお店を選ぶようにしましょう。
シマノとダイワの電動リールの比較
シマノとダイワは電動リールの代表的なメーカーで、それぞれに特徴やメリットがあります。以下では、シマノとダイワの電動リールの特徴、性能や機能の比較を行います。
シマノとダイワの電動リールの性能や機能の比較
シマノとダイワの電動リールは、それぞれに性能や機能の違いがあります。ですが、正直なところどちらを選んでも後悔することはありません。それぞれの特徴や機能の違いから、好みで選んでも大丈夫です。
シマノとダイワのイメージとしては、安定のシマノと攻めのダイワ、といったところ。
シマノの電動リールは比較的故障しにくいと言われています。実際、私の周りでも故障したという話はほとんど聞きません。
また、比較的安いリールからラインナップされており、手を出しやすいモデルも多いです。そういったモデルは機能がシンプルな分、修理などの費用が安く済むのも嬉しいですね。
初心者が最初に手にする電動リールとしては、シマノから選ぶのがおすすめです。
対してダイワは、機能が豊富なモデルが目立ちます。様々なボタンや機能がついていて、使いこなす楽しみが大きいですね。ガジェットとして楽しむなら間違いなくダイワの電動リールでしょう。
また、小型の電動リールについてもダイワが優秀なので、特定の機能や小型のリールが欲しいなど、希望がはっきりしているならダイワから選ぶことになると思います。
ダイワとシマノのおすすめ電動リール
シマノもダイワも、優秀な電動リールをたくさん発売しています。自分の使い方に合わせて選ぶのが一番ですが、今回はその中でも特に人気だったりおすすめなリールを紹介します。
シマノ / プレミオ 3000
最初に紹介するのは、お手頃価格で人気のモデル、シマノのプレミオ 3000です。こちらは機能もシンプルで、とにかく使いやすいモデル。
パワーも十分で、船釣りでも大型の青物意外であれば、ほとんどのターゲットに対応可能です。
最安クラスの価格と、シンプルですが十分な機能性で、コスパはピカイチ。初心者におすすめする最初の電動リールとしてはこれ一択ですね。
ダイワ / 23レオブリッツ
次に紹介するのは、ダイワから。レオブリッツというモデルです。こちらもお手頃な価格のため人気の電動リールです。
必要な機能は一通り揃っており、初心者から中上級者まで幅広くおすすめできるリールです。巻き上げ時の音が静かなのもポイントですね。
見た目もカッコいいので、デザインで選ぶのもアリですよ!
シマノ / フォースマスター
シマノの軽いリールといえばコレ!最高傑作とも言われているフォースマスターです。軽くてとにかくコンパクトなのが特徴で、タイラバやタチウオなどにもピッタリのリール。
簡易魚探機能である探見丸スケールを搭載しているので、対応した船であれば、簡易的に海の中の状況を把握することもできます。用途にハマれば手放せなくなる相棒になること間違いなし。
ダイワ / シーボーグ(SEABORG)
最後に紹介するのはダイワのハイエンドモデル、シーボーグ(SEABORG)です。前のモデルから、画面の見やすさやホールド感が大きく改善されています。実際に持ち比べてみるとかなり違いを感じますね。
シマノではなくダイワの電動リールを選ぶ理由として、JOGダイヤルという巻き上げダイヤルを挙げるかたも多いです。
ダイヤルだけでなく、リール操作全般が行いやすいボタン配置になっているのがシマノより一枚ウワテのポイントかもしれません。
まとめ
電動リールは釣りの楽しさを倍増させる便利なアイテムですが、どれを選べばいいのかは悩ましい問題。シマノとダイワはどちらも電動リールの代表的なメーカーで、それぞれに特徴やメリットがたくさんあります。
この記事では、シマノとダイワの電動リールの違いやおすすめの商品を紹介しました。ぜひ、あなたにぴったりの電動リールを見つかると良いですね!
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